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B_to_Z

"B"から”Z”までに捧げる。そんなブログ。

THE REFUGE キックスターターでの追加カード

追加カードについて

「THE REFUGE」のキックスターター版ではストレッチゴールの特典として

以下の追加カードが付属していた。

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上段左側から、下段右側にかけて、それぞれの効果は以下の通り。

※は個人的な寸評。

 

・「RELOAD (リロード)」

捨て札から「武器カード」を2枚回収する。

※強力だが、捨て札に武器カードがなければ当然ながら意味がない。

  

・「EMP (電磁気パルス)」

プレイヤー全員の手札、捨て札、残っている山札を全て集めて

シャッフルし、各プレイヤーへ3枚ずつ配り直す。

※デッキに入れすぎると収拾がつかなくなるため、

 1ゲーム、1~2枚程度とするのが無難。

 

・「SCAVENGE (ゴミ漁り)」

 捨て札から枚、任意のカードを回収する。

※カギが捨て札中にあると確定していれば使えるか?

 

・「TRADE (取引)」

他のプレイヤーを人指定し、お互いのカードを

見せないまま交換する?

※テキストの内容が今一歩分かりづらい。

 

・「RIOT SHIELD (暴徒用シールド)」

自分へ向かってきたゾンビを元々いたタイルに

向けて押し戻す。攻撃された時のみ使用可能。

※存在意義が良く分からないカード。自発的に使用し、

 ゾンビを他のプレイヤーに押し付けたりできれば面白いのだろうが。

 

・「BANK (銀行)」

1枚のカードを場に伏せて保管する。保管されたカードは

窃盗や先述のEMPカードの効果を受けないが、

再度、回収する際にはターンを消費する。

※一見、有用そうだが、回収直後のターンを窃盗やEMPで

 狙われるリスクがある。

 

「INTERCEPT (インターセプト)」

盗まれたばかりのカードを即座に盗み返す。

カギカードの盗難防止として持っておいて損はない?

 

FLASH LIGHT (懐中電灯)」

現在、自分がいるタイルの効果を即座に使用する。

※出現タイルや危険タイルを再利用すれば他のプレイヤーにとって

 予想外の妨害になることもあるかもしれない。

 

「SUPER JUMP (超跳躍)」

1タイルでなく、2タイル、スキップして移動する。

※強力。デッキに組み込む枚数に要注意。 

 

以上。全体的にあくまでオマケの特典といった印象で、

バランス調整がイマイチなのに加え、ゲームに大きなアクセントを

加えてくれるカードがないのが残念である。

今後、正式な拡張版が出るようであればそちらの内容に

期待したいところだ。

『THE REFUGE -生存競争-』を遊ぶ

f:id:guianakouji:20170515203827j:plain※記事の執筆にあたって今回使用したのは海外版。イエローサブマリン様で

 委託販売されている物はパッケージを含め全て日本語化済み。

 

・ゲームの概要

 本作、『THE REFUGE』はキックスターターでのクラウドファンディングによって

2016年に製品化に至った一作。発売元はアメリカの新興メーカー、B&B GAMES STUDIO

 戦争、環境破壊といった数々の人類の愚行の果てにゾンビだらけに

なってしまった未来世界。プレイヤーはゾンビたちの脅威を逃れて

限られた人間のみが暮らすという避難地(The Refuge)を目指して

過酷な生存競争を繰り広げることとなる……以上がゲームのおおよその

バックグラウンドストーリーである。 

 

コンポーネントなど

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コンポーネントは以下の通り。

・プレイヤーミニチュア 6体

・ゾンビミニチュア 60体

・サプライカード 49枚

ご覧の通り、ゲームの内容は二の次で、とにかく無数のゾンビどもを

心ゆくまでペイントしたいという方々にもお楽しみいただけそうだ。

 

f:id:guianakouji:20170515224506j:plainペイント済みのミニチュアの一例。

 

 

・ゲームの目的

プレイヤーはボード手前の『START』が書かれた位置からゲームを開始し、

他のプレイヤーよりも先にボード奥の『FINISH』への到達を目指す。

ただし、『FINISH』手前にある錠前のタイルに足を踏み入れるには

事前に『カギ』のカードを入手しなければならない。

 

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・ゲームの進行

 初期手札としてサプライカードをそれぞれのプレイヤーが3枚引いたら

ゲーム開始となる。珍しいケースだが、配られたカードが3枚ともカギの

場合はカードは配り直しとなる。

 ゲーム開始後、プレイヤーが自分の手番で可能な行動は以下の3つ。

 ・前後左右に1タイル(マス)移動(斜め移動は基本不可)。

 ・サプライカードの山札から1枚を引く(手札に上限なし)。

 ・サプライカードを使用する。

サプライカードおよびボード上のタイルを駆使することが勝負の

カギとなる。

 

・サプライカード

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サプライカードは全部で7種類、各7枚で全49枚。

全て1回のみの使い捨てとなる。各カードの効果は以下の通り。

 

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『機敏 (AGILITY)』のカード。使用することで通常は不可能な斜め移動が可能に。

 

 

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 『跳躍 (JUMP)』のカード。前後左右1タイルをスキップし、その先のタイルへ

移動が可能。ゲーム中、他のプレイヤーが占有しているタイルには足を

踏み入れることができず、ゾンビがいるタイルでは否応なく戦闘となるため、

これらの状況を避けるために重宝するだろう。

 

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『武器 (WEAPON)』と『アドレナリン (ADRENALINE)』のカード

武器カードがあれば、自分が足を踏み入れたタイルに存在していたゾンビ、

もしくは自分のいるタイルに踏み込んできたゾンビを還るべき場所へ還してやれる。

武器カードがない状態でゾンビと遭遇した場合、即座に戦闘に敗北し、

スタート地点から再度ゴールを目指す羽目となる。

この場合、サプライカードを没収されないのがせめてもの救いだ。

 

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ゾンビのいるタイルに踏み込み、武器カードでゾンビを討伐した。

この際、アドレナリンカードを所持していれば、ゾンビを倒した後に

追加行動が可能となる。アドレナリンカードは強力だが、

武器とセットでないと効果を発揮しない点には要注意。

 

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アドレナリンの効力による追加行動でさらに前進した。移動する代わりに

カードを引いたり、使用したりすることも当然可能。

 

 

f:id:guianakouji:20170515211955j:plain 『窃盗 (STEAL)』のカード。使用した時点で他のプレイヤーを指定し、

ババ抜きの要領でランダムにカードを1枚奪い取る。画像は水色のプレイヤーが

オレンジのプレイヤーからカードを盗みとろうとする一幕。

 

 

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カギカードを引き当てられれば御の字。例外もあろうが、

少ない手札のまま、一心不乱にゴールを目指しているプレイヤーは

窃盗カードで狙うべきカモだろう。

 

 

f:id:guianakouji:20170515212650j:plain『懐中時計(POCKET WATCH)』はこのゲームでも屈指の強力なカード。

他のプレイヤーの手番時に使用し、その手番に割り込んで先に

1回行動を取ることができる。水色のミニチュアのプレイヤーの手番時に

オレンジのミニチュアのプレイヤーが使用すれば……。

 

 

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懐中時計カードの効果で水色のプレイヤーの手番に割り込んで行動し、

一歩さらに前進した。オレンジのプレイヤーはゴールまであと一歩だ。

なお、錠前のタイルに踏み入れる時にはカギカードの使用を忘れずに。

ちなみに懐中時計の使用にはハートを5つ消費する……と、それは

ゾンビでなくヴァンパイアのゲームだった。

 

・タイルの効果

サプライカードと並んで重要なのがボード上のタイル。

種類こそ多くはないが、他のプレイヤーの位置を把握しながら

活用すべきだ。タイルは基本的にプレイヤーが足を踏み入れた時点で

効果を発揮する。

 

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出現 (SPAWN)のタイル。どこぞの私刑執行人を彷彿とさせる自己主張の強い

ドクロマークが目印だ。オレンジのプレイヤーがここへ踏み込めば……。

 

 

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ボード上の任意の出現タイル上にゾンビを出現させることが可能。

他のプレイヤーの足止めとして役立つ。出現タイルはボード上に豊富なので

ゲーム中は瞬く間にゾンビパラダイスが出来上がってゆく。ちなみにゾンビは

同一タイルに2体以上存在できない。

 

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危険 (HAZARD)のタイル。オレンジのプレイヤーがこのタイルに突入すれば……。

 

 

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既にボード上に出現しているゾンビを前後左右任意の方向へ

1タイル移動させられる。丸腰(武器カードなし)のプレイヤーに

けしかけてやれば、即、あの世(スタート地点)送りだ。

 

 

f:id:guianakouji:20170515214806j:plain安全地帯 (SAFE)タイル。その名の通り安全地帯。

踏み込んだタイミングでなく、常時効果を発揮するタイルとなっており、

このタイルにゾンビは踏み込むことはできない。

ゾンビを尻目にサプライカードの収集に専念したい時などに使えるタイルだが……。

 

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水色のアーチャーネーチャンの背後で不穏な動きを見せるオレンジのオヤジ。

 

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 転換(SWITCH)のタイルへ踏み込むと……。

 

f:id:guianakouji:20170515215700j:plain安全地帯にいる他のプレイヤーと入れ替わることが可能。

ゴール間近の安全地帯に停滞するのは愚策に他ならない。

なお、入れ替わりを行うかどうかは踏み込んだプレイヤーの任意である。

 

・ゲームの終了

以上のようにタイルとサプライカードを有効利用しながら、

他のプレイヤーを出し抜き、最初に『FINISH』へ辿り着いたプレイヤーが

勝者となるが、山札が尽きた場合もそれがゲームの終了条件となる。

この場合、ゴールに一番接近していたプレイヤーが勝者となるが、

ゴールから同一の距離に複数のプレイヤーがいた場合、所持していたカギカードが

最も多かった者が勝者となる。

 

・総評

 2人から6人までがプレイ可能だが、5人以上は山札が尽きて

終了となるケースが多く、3~4人が適正プレイ人数だと思われる。

また、懐中時計カードが強力で、運次第ではあるが、これが複数枚

手に入ってしまうと容易くゴールに到達できてしまう。

幸い、ルールブックでもハウスルールの適用を推奨しているので、

山札から懐中時計カードの枚数を減らしたり、手札に上限を

設定するなどの工夫を凝らせば、この辺りの難点も解消できるだろう。

 パッケージの外観やミニチュア類のボリューム感から中量級以上の

プレイ感がありそうな印象を受けるが実際のプレイ感は

カードゲームに近く、良くも悪くも軽い。

とは言え、ゾンビ以上に恐ろしいのは極限の状況下でエゴの塊となった

人間であるというゾンビ物定番のテーマをボードゲームという

体裁で手軽に堪能させてもらえる一作に仕上がっている。